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私が山歩きを始めた当時、山形県小国町から飯豊連峰に入山するには長者原(現越後屋前)で国鉄バスを下車し、徒歩で天狗平に向かった。その後、玉川右岸に車道ができ、車で天狗平まで入れるようになると共に、飯豊温泉を引湯して国民宿舎飯豊梅花皮荘が建設された。
 縁があり、長者原集落の庄右衛門(ショウエム)宅に度々お邪魔するようになった。ある年の4月、庄右衛門の窓辺に座って故佐藤とよいさんが「今、ヤマゴはあそこのシシハナでシシを追いかけている」と教えてくれた。シシは熊のこと、シシハナは熊の鼻に似た地形、ヤマゴは伝統的熊猟師のことだ。この時、ヤマゴは(山子)という言葉が強く耳に残った。
 あれから20数年、ずるずると飯豊に魅せられたまま歳を重ねてきた。自分をヤマゴと称するのは怖れ多いが、ヤマゴにあこがれている者という解釈をしてこのblogのタイトルを「やまごのつぶやき」とした。